2002/03/25(Mon)
●氏神(うじがみ)と産土神(うぶすながみ)
「氏神」の言葉の由来は、「氏(うじ)」と名乗る古代部族の祖先神、または何らかの機縁的ないし地縁 的な守護神を意味します。天皇家の祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、中臣氏(なかとみし)の天児屋根命(あめのこやねのみこと)などの例を あげることが出来ます。
中世に入ると、武士団が荘園農民の村落を守護することによって土着していった為、氏族の守護神であった「氏神」が地縁的な 「土地の神」となっていきました。この頃から、出生地およびその鎮守の神を意味する「産土(うぶすな)・産土神(うぶすながみ)」という名が「氏神」と混 同されるようになってきました。
江戸時代には、ムラと呼ばれた集落ごとに「鎮守の神」が祀(まつ)られ、その地域の神と住民との関係として「氏神-氏子」ないし「産土神-産子(うぶこ)」の観念が広く行き渡るようになりました。
●神社 ―その存在する意味-
お伊勢様(おいせさま〈神明さま〉)、八幡様(はちまんさま)、お稲荷さん、天神様など、私たちの周りにある「氏神様・鎮守様」には、多種多様な神々がお祀(まつ)りされています。
神社を大きく分類すると、神道(しんとう)信仰の基本形態ともいうべき、地域ごとの、祀(まつ)る人々も限られた、名もない神々を祀る「氏神型神社」と、 これに対して、平安初期以降、霊威(れいい)のある神々が限られた地域を越えて各地に勧請(かんじょう)された「勧請(かんじょう)型神社」とに分かれま す。
しかし、現在ある氏神様を、はっきりとこの二系統に区別することは無理となっています。今の氏神様は、名も無い地域の神としての性格を基本にしながら、霊威(れいい)ある招かれた神としての性格が重なり合って鎮座なされているのです。
どの様な形であっても、神社がその地域の聖なる場所であることにはかわりなく、幕末の国学者たち、特に六人部是香(むとべよしか)によると、〈産霊(むす び)〉=〈産土(うぶすな)〉であり、産土とは「万物を生産せしむる根本神」であるとし、「産土社」はその御祭神(ごさいじん)にどのような神をお祀(ま つ)りしているかに関わらず、その地域の氏子の顕幽(けんゆう)両面(生まれる時も、生きることに関しても、死に関しても、死後のことについても)に深く 関わってくると説いています。
産土神は、その地域の氏子を守護し、その死後の霊魂を導いて、生前の行動を審判したり、それらの先祖代々の霊魂と協 力して共に、それぞれの家々をも守るという。つまり、幽世(かくりよ〈あの世〉)と現世(うつしよ〈この世〉)との接点となる聖なる場所が「産土様」であ り、それぞれの地域は、「産土様」を通して幽世(かくりよ)からの影響を絶えず受けることになるというのです。
「氏神」の言葉の由来は、「氏(うじ)」と名乗る古代部族の祖先神、または何らかの機縁的ないし地縁 的な守護神を意味します。天皇家の祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、中臣氏(なかとみし)の天児屋根命(あめのこやねのみこと)などの例を あげることが出来ます。
中世に入ると、武士団が荘園農民の村落を守護することによって土着していった為、氏族の守護神であった「氏神」が地縁的な 「土地の神」となっていきました。この頃から、出生地およびその鎮守の神を意味する「産土(うぶすな)・産土神(うぶすながみ)」という名が「氏神」と混 同されるようになってきました。
江戸時代には、ムラと呼ばれた集落ごとに「鎮守の神」が祀(まつ)られ、その地域の神と住民との関係として「氏神-氏子」ないし「産土神-産子(うぶこ)」の観念が広く行き渡るようになりました。
●神社 ―その存在する意味-
お伊勢様(おいせさま〈神明さま〉)、八幡様(はちまんさま)、お稲荷さん、天神様など、私たちの周りにある「氏神様・鎮守様」には、多種多様な神々がお祀(まつ)りされています。
神社を大きく分類すると、神道(しんとう)信仰の基本形態ともいうべき、地域ごとの、祀(まつ)る人々も限られた、名もない神々を祀る「氏神型神社」と、 これに対して、平安初期以降、霊威(れいい)のある神々が限られた地域を越えて各地に勧請(かんじょう)された「勧請(かんじょう)型神社」とに分かれま す。
しかし、現在ある氏神様を、はっきりとこの二系統に区別することは無理となっています。今の氏神様は、名も無い地域の神としての性格を基本にしながら、霊威(れいい)ある招かれた神としての性格が重なり合って鎮座なされているのです。
どの様な形であっても、神社がその地域の聖なる場所であることにはかわりなく、幕末の国学者たち、特に六人部是香(むとべよしか)によると、〈産霊(むす び)〉=〈産土(うぶすな)〉であり、産土とは「万物を生産せしむる根本神」であるとし、「産土社」はその御祭神(ごさいじん)にどのような神をお祀(ま つ)りしているかに関わらず、その地域の氏子の顕幽(けんゆう)両面(生まれる時も、生きることに関しても、死に関しても、死後のことについても)に深く 関わってくると説いています。
産土神は、その地域の氏子を守護し、その死後の霊魂を導いて、生前の行動を審判したり、それらの先祖代々の霊魂と協 力して共に、それぞれの家々をも守るという。つまり、幽世(かくりよ〈あの世〉)と現世(うつしよ〈この世〉)との接点となる聖なる場所が「産土様」であ り、それぞれの地域は、「産土様」を通して幽世(かくりよ)からの影響を絶えず受けることになるというのです。
道開き at 2002/03/25(Mon) 16:10
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